20100531
古さの夕べにつまみ上げた褪せた茶色に華やいだ残照と、電機熱のうなりと自然の文明にたなびいている暗号に透けている鼓膜と髄液の振動と、印象にに整う液状化した論理の骨子と具体的な名称から溶け出した体験の装いと、装いの裸体の何げのない体験を描く弧が辿る横顔の輪郭線。
体験の横顔で整っている印象の弧を描いている夕べの昏さと、雑音に浮かび上がるないがないままのものを見ない視力に対して無力な純粋な執着と、ぼうっとしている装いの裸体を着こなしている焦点距離で測っている柔らかな形に対して盲目な色彩と、速度線を伴って現れる音響と廃墟のだいたい今ごろ。
廃墟を満たしている五感と、五感によって拾われなかった感受に引き立つ全身の縁の原因と結果が単一であるひとがたの球体の美しい女の横顔の弧を描く輪郭線の推力と、秒針の回転と、惑星の曲率と抱き合っている軌道と、本来ならばそこにない筈がない気がしない沈黙で俯いている印象の死角。